
『職長はめんどくさい』そう思いませんか?
わかります💦
職人👷♂️のほうが気楽なのは、間違いありません。
しかし、あなたが将来独立して稼ぎたいならば『職長スキル』の習得はマストです。
独立しない場合でも、給料アップしたいならば『職長スキル』の習得は避けて通れません。
職長の仕事のポイントは、ずばり『仕事の先読み』と『コミュニケーション』の二つ。
大事なのは、次のような段取りです。
✅『やりやすい状況』を作るために『根回し』できるか?
✅『職人さん』が迷いなく気持ちよく仕事できるように段取りできるか?
この準備が甘いとトラブルや不具合が発生やすくなります💦
職長をする気がない人でも、この記事を読めば職長のサポート役として動けるようになります。
また、1人現場では役に立つハウツーなのでぜひ読んでみてください。
現場をスムーズに終わらせるコツを、できるだけ簡単に解説します。
読み終わる頃には、『職長はめんどくさい』とはなくなるはずです。


筆者は、左官歴30年の左官職人です。
そして、左官1級技能士にして基幹技能士でもあります。
5年前から、大手ゼネコンの1級職長でもあります。
『職長はめんどくさい』を乗り越えるためのメンタルのつくりかた。
職長の役割は、職人よりも責任がありめんどくさいです💦
しかし、職人よりも現場の達成感ややりがいはあります。
それに、あなたが本気で仕事で稼ぎたいなら『めんどくさい』などと言ってられません。
職長は専門工事業会社の現場代理人です。
やるからには自覚してやらないと思わぬ責任を負うことになります。
職人は、1つのエリアの作業をこなせれば問題ありません。
職人は、現場のルールを守って職長に指示された作業をするだけです。
しかし、職長はちがいます。
職長は、現場の作業員の安全を守り、
作業を円滑に進めるために、
指揮監督を行う役割を担っているのです。
現場全体の作業の流れを把握する必要があります。



例えるなら、職長は将棋の指し手(棋士)であり、職人は駒なのです。
あなたは、一生駒のままでいいのですか?



そうは言っても、職長の上手いやり方なんてわからないよ。
監督の指示の従えばいいだけだじゃないの?



監督さんは、工程表をもとに作業指示してきます。
ベテランの監督さん以外は、ほぼ細かい段取りや作業調整はできません。
工程表に無理がある時は、はやめに相談しましょう。
職長は、監督さんの要望を叶えるべく前工程、後工程、🗓️※おさまり(仕事の施工ゴールの形)を打ち合せしなくてはなりません💦
つまり、自分が仕事に精通していないと問題点を見つけられません😃
職長は、現場のキーパーソン🔑なのです。
会社からも、元請けからも、周りの業者からも頼られる重要人物にあなたがなるのです。
現場をうまく終わらせるとあなたに対して周りの見る目が変わります。
もちろん、会社からの評価がよくなれば給料アップにもつながります。
会社が職長手当を出さないときは、自ら交渉しましょう。責任ある立場なので当然の権利です。
それに、職長として働いた現場は自分の現場として親密度や達成感が段違いに良いです。
『職長はめんどくさい』を回避するコツ
仕事が上手くいかないとメンタルが低下します。
メンタルが低下すると『めんどくさい』気持ちになります。
つまり。
仕事がうまくまわれば『めんどくさい』気持ちにはならないのです。
職長のやり方は、人それぞれでしょう。
おやじのやり方が合わない人もいると思います。
あくまでも参考程度に読んで下さい。



個人的な意見ですが、元請けに言いなりだと、職長はストレスがたまる傾向にあります。
自分の分野についての知識は、元受けの監督より多いのですから、しっかり意見しましょう。
仕事は、後手のまわると『人工は2倍、仕事の質は半分』(お金は倍かかり、仕事の出来映え)になります。
後手後手にならないように、随時交渉することが大切です。
職長のやり方:タブー3選
- ケンカしない💦
- ケガ🤕や事故☠️を起こさない💦
- 大きな施工ミスをしない💦
これらを回避できればトラブルは半減します。
ケンカしない
建設現場で他業者や監督ともめて、良いことは何もありません。💦
特に、鳶職の方々など 現場の中心人物とは仲良くするのが大切 です✨
職長会があるなら、積極的に参加しましょう。
職長同士の会話には、有益な情報のヒントがたくさんあります。
仲良くしておくと、さまざまな場面で便宜をはかってもらいやすくなります。
- 作業の問題点が早くわかり、元請けとの交渉に役立つ
- 職人同士のトラブルを未然に防げる
- 現場全体がスムーズに回る



仲良くして 損をすることは一つもありません💦
現場は 「持ちつ持たれつ」 なのです。
ケガ🤕や事故☠️をおこさない
どんなに良い仕事をしても、ケガ🤕や事故☠️を起こせば一発でアウト🙅♂️です。
完治するような軽いケガなら、まだ大丈夫かもしれません。
しかし、障害が残るような大ケガ🤕や死亡事故🏥は、絶対にあってはなりません。
私たちは 仕事のために生きているわけではありません💦
命を落としたり、障害の残るようなリスクを負ってまで働くのは、間違いです。
職長は、仕事の指示を出すとき このことを決して忘れてはいけません



おやじは、やもえず危ない作業をするときは自分で作業するようにしてます。
大きな施工ミスをしない
人間がすることなので、失敗❌やミス😩を完全に防ぐことはできません💦
建設業の難しいところは、検査する人や施主の要望によって、仕事の質の基準が変わること です。
そのため、職長は 経験という固定概念にとらわれず、細かく元請けと 品質やおさまりについて打ち合わせをすることが大切 です。
また、監督も施工レベルがわからないときは、過去の経験をもとに 適切なアドバイスをしましょう。
特に、設計管理者や所長の意向には注意が必要 です。
職長を上手くこなすコツ(まとめ)


【職長の4大職務】
- 施工管理(前工程、後工程の調整、材料や人材確保)
- 安全管理(危険作業にならないように元請けと確認)
- 品質管理(検査に合格する品質に仕上げる)
- 予算管理(出来高と人工管理)
職人とは明らかにちがう管理能力が求められます。
この記事を読む人が職人と仮定して質問します。



「どんな職長のしたで働きたいですか?」
あなたにとって理想の職長にあなたがなればいいのです。



おやじなら、仕事が他業者とぶつからないように調整してくれる職長を希望します。
材料の段取りとおさまりの確認ができて仕事を任せてくれる職長のしたで働きたいです。
これらを達成するためには、『仕事の先読み』と他業者との『コミュニケーション』が欠かせません。
特に、材料の見積もり や 工事にかかる人工(職人の人数と日数)の予測 は、とても重要です。
効率よく作業を進めるには、前工程の業者とのコミュニケーションが必要 になります。
そのためにも、普段から雑談を交えながら関係を築いておきましょう。
※合わせて読みたい記事
職長と職人のちがい・現場における作業内容と責任の重さの差について


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