
「酒を飲まない人生なんて、クリープのないコーヒーだ」
かつてのおやじは本気でそう思っていました。
シラフの時間なんて、酒を飲むまでの「待ち時間」でしかなかったからです。
しかし、断酒して気づきました。
本当につまらないのは、酒で脳を麻痺させて、時間をドブに捨てていた自分の方でした。
今回は、健康面の話はしません。
お酒をやめた人だけが到達できる「脳が覚醒した状態(スーパーシラフゾーン)」について、私の実体験をお話しします。
禁酒の健康面での記事はこちらです


- お酒を飲むと、脳内で手っ取り早く「偽物のドーパミン」が出ます。
- これに慣れると、日常の些細な幸せ(ご飯が美味しい、天気が良い)では満足できない脳になってしまいます。これが「シラフ=退屈」の正体です。
- つまり、退屈なのは人生のせいではなく、アルコールによって脳の感度が鈍っているからです。
専門的な視点
アルコールなどの依存性物質は、脳内の報酬系という回路を過剰に刺激します。
これ繰り返すと、脳はバランスを取ろうとしてドーパミンの受容体を減らしてしまうため、通常の刺激では喜びを感じにくくなる(不感症になる)ことが知られています。
参考:厚生労働省 e-ヘルスネット 「依存症のメカニズム」
シラフ生活で手に入る3つの「スーパーパワー」
① 時間が2倍に増える(タイム・リッチ)
以前は、夜の3〜4時間(飲酒)と、翌朝の2〜3時間(二日酔い)を失っていました。
シラフになると、夜は読書や映画に没頭でき、朝は誰よりも早く活動できます。1日が驚くほど長くなります。
酔っていると「あれやるの面倒だな、明日でいいか」となります。
シラフだと、思いついた瞬間に体が動きます。家の修理、片付け、新しい趣味。後回しにしないので、人生がどんどん前に進みます。
② 「面倒くさい」が消える(即動力)
酔っていると「あれやるの面倒だな、明日でいいか」となります。
シラフだと、思いついた瞬間に体が動きます。
家の修理、片付け、新しい趣味。後回しにしないので、人生がどんどん前に進みます。
③ 感情の「解像度」が上がる
酔って笑うのは簡単ですが、翌朝には忘れています。
シラフで感じる楽しさ、映画を見て流す涙、家族との会話。それらは記憶に鮮明に残り、心を本当の意味で満たしてくれます。



日曜日しか休みがないおやじには、休日の午前中に体調不良だととてももったいないと感じてました。
シラフの時間を最高に楽しむコツ



コツは「生産的なこと」を一つだけやること。
ただボーッとしていると、脳は刺激(お酒)を欲しがります。
- ブログなど副業に挑戦する
- 漫画や映画を見る
- カラオケに行く
- 今まで読まなかったジャンルの本を読む
- 凝った料理を作ってみる
- 行ったことのない場所やお店に行く
何か新しいことに緒戦すると作業興奮がおこり充実した時間を過ごすことができます。



「何かを作り出す喜び」は、アルコールの快楽を上回ります。
左官の仕事と同じで、自分の手で積み上げたものは裏切りません。
まとめ



シラフとは、単に「酒を飲んでいない状態」ではありません。
偽物の快楽(酒)を手放して、本物の人生を取り戻してみませんか?
今日の夕方、空の色がいつもより綺麗に見えたら、それが「シラフの魔法」の始まりなのです。










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