
空調服は、評判いいみたいだけど
健康によくないこともあるんじゃないかな?

空調服は、熱中症対策のアイテムとしては最強です。
しかし、空調服も万能ではありません。
使い方や場所によっては健康被害が出ることもあります。
この記事を読めば、空調服の良くない使い方(失敗例)がわかります。
健康だけでなくマナー違反で社会人的にマイナスになることもあります。
もしも、あなたが空調服の購入に迷っているなら正しい使い方を知ってから購入しましょう。
50代の左官職人。一級技能士・基幹技能士・とあるゼネコンの一級職長。
炎天下の猛暑日でも熱中症になったことはありません。
空調服は、6年間で4着購入して使用。
水冷服は、昨年購入して使用経験あります。
空調服は使い方しだいで体調不良になる
空調服のバッテリーのパワーは年々アップしてます。それに伴い、送風力もあがり体を冷やす力も増えました。
体の冷やしすぎによる体調不良、頭痛、倦怠感、自律神経のみだれはだれにでもおきることです。
体の負担にならないように風力を調整して使いましょう。
体を冷やし過ぎないように冷房のあるところでは、電源をオフにして下さい。
長時間の使用は注意
長時間強風に当たり続けると、腰や上半身のみを冷やしてしまいます。
その結果、腰痛や頭痛がおきることがあります。
特に、冷房の効いたところでは冷風が体を冷やすので気をつけましょう。
気温差があまり大きと自律神経の乱れにつながります。
送風力を調整して体を冷やし過ぎないようにして下さい。

脱水症状に注意
空調服が涼しいからといって油断していると脱水症状になることがあります。
空調服は、汗が乾くときの気化熱を利用しているので汗がでないと効果も半減です。
夏場は、のどが渇く前にこまめに水分補給しましょう。
油断すれば熱中症になる危険性
空調服は、汗をかかなければ風による冷却のみになります。
気温が35℃をこえる環境では熱風が循環するだけになってしまいます💦
気温30℃を超え始めたら水分摂取だけでなくミネラルも意識して摂取しましょう。
水分のみでは、水中毒になる危険があります💦
空調服を過信せず、こまめな休憩と水分補給をしてください。

建設現場でも、空調服を着ていても熱中症になる人がいます。頭や下半身は、冷却されずに作業しているため熱疲労しています。
熱中症対策は、こまめに休憩、水分、ミネラルの補給が一番大切です。
夏の飲み物は、ミネラル麦茶がおすすめです。
スポーツドリンクは、飲み過ぎると体に負担になるのでほどほどにしましょう。
空調服の使用禁止の場所と理由
- 45℃を超える場所は、火傷するので使用しないで下さい。基本的に暑すぎる場所ではお勧めしません💦
- 溶接や火を扱う人は、使用できません💦←水冷服を推奨します。
- 粉塵が多い場所、小麦や粉状のものを扱う場所
- 音出しが問題になる場所
- ゴルフのクラブハウス、美術館、またはドレスコードが必要な場所ではマナー違反になるので着用できません💦
\空調服が使えない場所でも使用できる水冷服/


山真のアイスマンは、去年おやじが購入した売れ筋の水冷服です。
合わせて読みたい記事【2024年、おすすめ水冷服はこちら】
【ワークマン】水冷服アイスマンベスト proXのメリットとデメリット
空調服が原因の事故例
空調服の素材は、燃えやすものがほとんどです。
溶接などの火花が、ファンから内部に入ると着火して危険です。
【災害事例の報告書より抜粋】
この災害は、仮設足場上でアーク溶接作業をしていた作業者が皮膚全体の 30%を火傷する重症を負ったものです。
ファン付き作業服のファンから溶接火花が入り込み、
肌着(綿 60%、ポリエステル 35%、ポリエチレン5%)に着火し、
火が作業服の中で燃え広がりました。
作業は狭い足場上で行われており、
足場上から火花が外へ出ないように防炎シートが掛けられていました。
アーク溶接で飛散した火花が防炎シートで跳ね返り、
作業服のファンの中に飛び込んだものと思われます。
ファン付き作業服の取扱説明書には、
溶接などの火気取扱い作業時にはファンに金属製のフィルターを使用するよう注意書きがあります。
しかし、事故時は金属製のフィルターが使われていませんでした。
空調服には耐火性は少ないので水冷服をおすすめします。
空調服は他人にはうるさいと自覚しましょう
個人的な感想になりますが、19V以上のバッテリーではかなりの騒音です💦
会話するにも大きな声で話す必要があります。
周りに人がいる時や音出しがタブーの場所では、電源を切るかバッテリーのパワーを落とす必要があります。
つまり、空調服は音出しオッケーな場所でしかつかえないということです。
音出しが駄目な場所では、水冷服(ほとんど無音)もしくは、ペルチェベストをおすすめします。
\今年(2024年)人気の注目のペルチェベストです/

よくある質問
空調服は、目が乾くは本当?
空調服は、風を循環させて発汗の気化熱(汗が乾くときに温度を奪うこと)を利用して体を冷やすシステムです。
ファンから風が流入して袖口や首元から排出します。
首元から出る風では、目に風が当たることはありません。
目が乾くことはありません。
ただし、フード付きタイプでは顔の周りから風がぬけます。
長時間、強い送風で顔に風があたると乾く可能性があります。
しかし、おやじのまわりで空調服のせいで「目が乾く」と言っている人はいません。(あくまで建設現場の職人仲間の話です)
空調服で体臭のくさい臭いで迷惑かけないですか?
SNSで、「中年オヤジの体臭を空調服が拡散している」とコメントしている人がいました。
これは、イメージとしてはよくわかります。
しかし、事実はちがいます。
空調服は、汗臭くなる前に汗が乾くので体臭を押さえる効果があります。

汗自体はほとんど臭わないですが、放置すると皮膚の菌が増えて臭いが出ます。
つまり、菌が増える時間がなければ汗は臭くなりません。
(体調不良の時はこの限りではありません)

空調服の注意点まとめ
いまや、夏の外部作業の必須アイテムとして「空調服・水冷服・ペルチェベスト」は認知されています。
特に空調服はその冷却力で人気があります。
反面、長時間の使用や気温差による健康被害も報告されてます。
マナーとして騒音が問題になることもあります。
便利な道具ですが、使いかたを間違えないようにしてください。
風力の調整をして体を冷やし過ぎないようにして下さい。
連続して長時間の使用は控えましょう。
また、ファンの音で会話の妨げにならないように気をつけましょう。
※合わせて読みたい記事(最新式のバートルの空調服「ハイバックファン」のレビュー記事)オススメの商品です。

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