家の外壁にひび割れを見つけると、「このまま放っておいても大丈夫かしら?」「修理代はいくらかかるの?」と不安になりますよね。
外壁のひび割れを放置すると、水分が内部に浸入して建物を腐食させたり、外壁材が剥がれ落ちる(剥落)原因になったりします。
この記事では、国家資格「1級左官技能士」を持つ職人が、初心者の方でも失敗しないためのDIY補修術を分かりやすく解説します。
屋根や、2階のひびわれがひどい時にはあきらめて業者さんに頼みましょう。
できるだけ安くするために剥落するまえに頼みましょう。
この記事は、左官歴30年の左官職人が書いてます。
筆者は、左官1級技能士にして基幹技能士です。
大手ゼネコンの1級職長でもあります。

外壁のひび割れ放置は危険!DIYで補修できる範囲とは?

ひび割れは、家を長持ちさせるための「SOSサイン」です。
しかし、すべてを自分で直そうとするのは危険です。
DIYができる範囲



DIYは、安全第一です。
1階まわりの手が届く範囲で、 脚立や足場台を使い、安全に作業できる場所だけにしましょう。
DIYにおいて、一番大切なのはケガをしないことです。
脚立や天台を利用するときにには特に注意してください。
足元がグラグラする状態では作業しないでください。
業しやすいように足元には余計な物を置かないようにしてください。
専門業者に依頼すべき範囲



足場が必要な高所作業は転落のリスクがあり非常に危険です
- 屋根や2階部分
- ひどい剥落や雨漏り
⚠️構造体の修繕が必要なケースが多く、DIYの範囲を超えています。



結論として言うと、「手の届く範囲の初期補修」は自分で行い、
「高所や重症な場所」は迷わずプロに相談しましょう。
プロが教える「DIY vs 業者」の費用相場とリスク
自分で補修する場合と、業者に依頼する場合の比較をまとめました。



DIYの補修は「絆創膏」のようなものです。
ひび割れが発生していること自体が、実は外壁塗装工事を検討すべき合図であることを忘れないでください。
| 項目 | DIY (自分で補修) | 専門業者に 依頼した場合 |
|---|---|---|
| 費用目安 | 約3,000円 〜10,000円 | 約30,000円 〜100,000円以上 |
| メリット | コストを大幅 に抑えられる | 仕上がりが美しく、 根本解決になる |
| リスク | あくまで応急処置 | 足場代がさらに 必要な場合がある |



お金がなくて困っている人は、応急処置としてクラックを補修しましょう。
あくまで応急処置ですが家の寿命帆守るためにはしかたありません。
【実践】外壁ひび割れ補修の6ステップ
失敗しないための準備:必要な道具と最適な天候
※当記事は、近年主流のサイデイングの外壁のひび割れの補修をする記事です。
①必要な道具と材料チェックリスト



ホームセンター等で購入する際は、このリストを参考にしてください。
- 外部用コーキング材(変成シリコン):
「上塗り塗装ができるもの」を必ず選んでください。 - 専用プライマーと小バケ:
コーキングの密着性を高めるために必須です。 - シールガン(コーキングガン):
材料を押し出す道具です。 - 養生テープ(サイディング用):
周囲を汚さないために使います。 - カッター、ヘラ(バターナイフ等で代用可):
溝の処理や仕上げに使います。 - 外壁に近い色のペンキ:
補修跡を隠すために使用します。


- 輪ゴムとクリップ(裏技用なのでなくても大丈夫)





プライマーやペンキなどの液状のものをはけで塗るならつけすぎをふせぐには最高なので、ぜひお試しください。
②状況確認と清掃
【ひび割れの状況を確認する】
ひび割れの長さと腐食部分をチェック。
作業するエリアの足元を整理整頓する。
【ひび割れのまわりの掃除】
外壁は、雨風でホコリが付着してます。
養生テープがきちんと付着するように乾いた布やぞうきんでふきとりの掃除をしましょう。


③脆弱部のカッティング
ひび割れの切れ目がはねあがっていたら、カッターでv(ブイ)字カットしてください。
また、水を吸って柔らかくなっているところもカッティングしてください。


カッターナイフの刃を長く出し過ぎないようにしてください。
一度にたくさん切ろうとしてはいけません。
細かく軽めに何度も切るイメージで作業しましょう。
やわらかいところを少し削りとるイメージです。
この作業はコーティング剤をしっかりと固いところにくっつけるためです。
③養生(マスキング)



壁の塗装がかなり弱っている場合は、むりに養生しない方がいいです。
テープが塗装の表層をはがす心配があります。
ノリの弱いものを使いましょう。
問題がなければ、サイディング用の薄い紫色の養生テープを使いましょう。
カッティングしたラインにそってテープを貼りましょう。



凹凸が激しいタイプの壁や
作業に慣れてきたら
無理に養生テープを貼らなくても大丈夫です。
④プライマー塗布
プライマーは、コーキング材に合ったものをつかいましょう。


養生テープの間を小バケを使いまわりを汚さないように塗りましょう。





周りを汚さないコツは、プライマーの液をつけ過ぎないようにすることです。
DIYのポイントは不要な場所を汚さないことです。
⑤コーキング注入と仕上げ
コーキングガンに材料(シリコンシール外部用・上塗り塗装できるもの)をセットします。
シリコンシールの口先をひび割れの大きさに合わせてカッティングします。
※シリコンシール管のふたをはずして封にキャップの先で穴をあけることを忘れないで下さい。
コーキング材のキャップの切り方のコツがわかる動画です。
コーキングガンの口先をひび割れに押し当ててにぎりを絞ってください。
出る量をみながら、コーキングガンの口先をひび割れに沿って動かします。


コーキング材をコーキングナイフ(もしくはヘラ)で平らにして下さい。
あとは、養生テープをはがしていったん終了です💦
⑥乾燥と塗装仕上げ



翌日、もしくは翌週にコーキング材がかたまるまで放置してください。


サイディングの色に近いペンキを購入しましょう。
使う時は、よくかき混ぜてください。
写真のように輪ゴムでペンキを絞ってください。



ペンキは、周りにつくと落とすのが大変です💦
汚さないためには、筆にペンキをつけすぎないことです。
- ペンキ缶にゴムをかけたり、ハケにクリップをつけたりするとペンキを垂らすことなくはけが管理できる
まとめ:DIYはあくまで「応急処置」です
外壁のひび割れは見た目の問題だけでなく、家の寿命にも影響を及ぼします。
しかし、上記のステップに従えば、自分で補修することが可能です。
安全に注意しながら、自分の家を長持ちさせましょう。
ひび割れは、外壁塗装工事をするタイミングだという合図です。
はやめに外壁塗装工事をしましょう。
あくまでも、応急処置であることを忘れないで下さい。

















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