
おやじもお酒大好きでした。
減酒歴25年以上、禁酒歴3年継続中です。
結論から言います。禁酒のコツは「アルコール=毒」という事実を脳に刷り込むことです。
「体に悪いと分かっていてもやめられない」
もしそうなら、あなたの意志が弱いのではなく、アルコールの依存性が原因かもしれません。
今回は、私の実体験に基づき、お酒をやめることで得られる「劇的なメリット」と、無理なく続けるための「実践的なコツ」をシンプルにまとめました。
自分の健康を守れるのは、自分だけです。
禁酒に成功したとき、あなたは驚くほど体が軽く、時間とお金にゆとりのある生活を手に入れているはずです。
物価高騰が進む今、お酒を卒業することは、健康と家計を守る「一石二鳥」の賢い選択です。
私の実体験に基づき、断酒のメリットと続けるコツを包み隠さずお伝えします。
ぜひ一緒にチャレンジしてみましょう。
なぜ「お酒は毒」と言われるのか?(知識編)
『酒は百薬の長』という言葉は、昔の皇帝が酒税を取るために作ったコピーだと言われています。
つまり、ウソなのです。
本当は、お酒は依存性のある薬物なのです。



医学的には、適量(純アルコール20g=ビールロング缶1本未満)を超えると、万病のリスクが高まります。
理由は、アルコールが分解される過程で発生する「アセトアルデヒド」です。
これが毒性の強い物質で、二日酔いや頭痛の原因となり、
WHO(世界保健機関)も発がん性リスクを指摘しています。
つまり、お酒を飲む=毒をあえて体に入れている、ということなのです。
厚生労働省が推進する国民健康づくり運動「健康日本21」では、「節度ある適度な飲酒」として、1日平均純アルコールで約20g程度という数値を目標としています。
これを超え続けると、生活習慣病のリスクが高まると警告されています。
出典:厚生労働省「アルコール」



ビール⦅5%⦆ 500ml 1缶
チューハイ⦅7%⦆ 350ml 1缶
日本酒⦅15%⦆ 一合⦅180ml⦆
ワイン⦅12%⦆ グラス2杯⦅200ml⦆
ウイスキー⦅40%⦆ ダブル1杯⦅60ml⦆
焼酎⦅25%⦆ グラス二分の一⦅100ml⦆
厚生労働省ホームページより
あなたは、この量で満足できますか?
断酒・禁酒生活で得られる5つのメリット
- 睡眠の質が劇的に良くなった気がする
- 疲れにくくなり、肝機能の数値が改善した
- 肌ツヤが良くなり、若返えった気がする
- 体重が減った(ダイエット効果)
- メンタルが安定した気がする
メリット①睡眠の質が劇的に向上する



一番感じたのは、睡眠の質が向上したことです。
ぐっすり眠れたおかげで、スッキリと朝の目覚めるられるようになりました。
お酒は寝付きを良くしますが、眠りを浅くします。
禁酒すると本来の深い睡眠(ノンレム睡眠)が戻り、朝の目覚めが子供の頃のようにスッキリします。
【参考ホームページ】
- 断酒・禁酒のメリットとは?(ホーム|厚生労働省 (mhlw.go.jp))
- お酒と睡眠の関係(日本睡眠学会 (jssr.jp))
メリット②疲れにくくなる
お酒を飲むと、肝臓はアルコールを分解するために、エネルギーを多く消費します。
そのため、お酒を飲んだ後は、体が疲れやすくなります。
また、お酒は血糖値を下げる働きがあります。
血糖値が下がると、体が疲れやすくなります。
そのため、断酒・禁酒をすると、肝臓の負担が減り、血糖値が安定し、脳の神経伝達物質の働きも正常に戻ります。
その結果、体が疲れにくくなるというわけです。



夏など疲労がたまる季節にはこの差は大きかったです。
【参考ホームページ】
- 断酒・禁酒のメリットとは?(厚生労働省)
- お酒と疲労の関係(国立健康・栄養研究所 (nibiohn.go.jp))
メリット③肌つやがよくなる



髭剃りする時に感じる肌のハリ
が良くなってきました。
お酒を飲むと、肌の乾燥やくすみ、赤みなどの原因となります。
そのため、断酒・禁酒をすると、肌の状態が改善され、つややかになるというメリットがあります。
具体的には、断酒・禁酒をしてから2週間ほどで、肌の乾燥やくすみが改善され、ツヤが出てくるようになるという研究結果があります。
飲酒する人としない人の差は、ハッキリでてきます。
個人差は、ありますが飲酒する人は老けるのがはやいです。
【参考ホームページ】
- 断酒・禁酒のメリットとは?(厚生労働省)
- お酒と肌の関係(日本酒造組合中央会 (japansake.or.jp))


メリット④体重が減った(ダイエット効果)



この3年間で約2キロ体重が安定して減りました。
お酒には、カロリーが高いという特徴があります。
ビール1杯(350ml)で約140kcal、日本酒1合(180ml)で約200kcal、ワイン1杯(150ml)で約120kcalです。
お酒自体のカロリーに加え、アルコールによる食欲増進(締めラーメンなど)がなくなります。
むくみも取れ、見た目がシュッと引き締まります
メリット⑤気分の落ち込みが少なくなる



昭和の常識で、いやなこと、辛い事があるとお酒をのんで忘れるというのがありました。
しかし、これは気を付けないとアルコール中毒やアルコール依存症になる原因になります。
例えば、お酒を飲んだ翌朝は、いつもより気分が落ち込んだり、不安になったりしたことはありませんか?
これは、お酒が脳の神経伝達物質のバランスを乱すためです。
断酒・禁酒をすると、これらの症状が改善され、気分が安定するでしょう。
また、ストレス耐性も向上するため、精神的に強くなります。
【参考ホームページ】
- 断酒・禁酒のメリットとは?(厚生労働省)
- お酒とメンタルヘルスの関係(国立精神・神経医療研究センター)
無理なく続く!禁酒生活5つのコツ
- 「お酒は毒だ」と自己暗示をかける
- 代替品を活用する(炭酸水・ノンアル)
- 「飲まない時間」の快適さを知る
- あえて周囲に「宣言」する
- 視覚情報を味方につける
①アルコールは毒だと自分に暗示をかける
飲みたくなったら「これは[1]美味しい飲み物ではなく、アセトアルデヒド(毒)だ」と言い聞かせましょう。
知識がブレーキになります。



注意点があります。
自分の価値観を他人に押し付けてはいけません。
他人が飲酒するのは自己責任なので気にしてはいけません。
②飲むものを変える
アルコールさえ摂取しなければいいのならば、ノンアルコールビールやノンアルコールカクテルなどでも問題ありません。
しかし、せっかく健康のために禁酒するなら、糖質も押さえたいですね。
ジュースや野菜ジュースは、糖分高いので飲みすぎには気を付けてください。



おやじのおすすめは、美酢の炭酸水割りがおすすめです。
③「飲まない時間」の快適さを知る



寝酒や晩酌をやめてみませんか?
睡眠の三時間まえまでに夕食を終えて睡眠時間を7~8時間とってみて下さい。
いつもと違う朝を体験すれば、禁酒するメリットを体感できます。
個人差があるので、急な禁酒が合わず体調不良をおこす人もいるようです。
まずは、減酒で徐々にアルコールを抜くのもおすすめです。



個人的な感想ですが、お酒を抜くことで5年は若返った気がしてます。
④あえて禁酒を公表する
禁酒するスタート日を決めて、環境をととのえます。
そして、周りの人に断酒を宣言します。
恋人、妻、子供は、効果的ですよ。



妻子に嘘つきだと思われるのは嫌ですよね。
この見栄が、禁酒の原動力につながりました。
SNSなども後に引けなくてやる気が出やすいです。
このやり方が合わないと思うあなたは、宣言しないでこっそり禁酒しましょう。
⑤視覚情報を味方につける
禁酒をはじめると脳が、アルコールの快楽をリフレインしてきます。
いやなことや、辛いことがあると特に強く誘惑してきます。
そんな時には、意識をお酒からそらすことをおすすめします。



運動や趣味でストレス発散するのが効果的ですが、疲れている時にはハードルが高いでしょう。
画像や動画をみるのは、気軽で手軽なのでおすすめです。
- 禁酒に失敗したイメージ画像
- 禁酒中の人のSNSや禁酒実践動画
- 禁酒に成功した人のSNSや動画
Xなどで#禁酒などで禁酒仲間とつながるのもおすすめです。
- 自分の健康診断書
肝臓の数値を拡大コピーして目につくところに貼るのも効果あります。 - 炎の揺らぎ画像・水の流れる音などリラックス効果のある動画
↑
ストレスをお酒以外で発散する方法の1つになりますよ。
まとめ
自分の体を守れるのは、自分だけです。
- お酒の正体は「アセトアルデヒド」という有害物質と理解する。
- 断酒には「睡眠・疲労回復・美肌・ダイエット・メンタル安定」の5つのメリットがある。
- いきなりゼロにせず、炭酸水などの代替品を使って脳をうまく騙す。
お酒を飲むことが悪いわけではありません。
ただ、「飲まない選択肢」を持つことは、間違いなくあなたの健康寿命を延ばし、
人生の質(QOL)を高めてくれます。
物価も上がり、ストレスも多い現代社会。
そんな今だからこそ、お酒に頼らず、自分の力で心身を整える「禁酒生活」は、
最強の健康法であり節約術でもあります。
まずは今夜、お酒の代わりに炭酸水で乾杯してみませんか?
翌朝の目覚めの良さが、何よりの答えになるはずです。










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