
DIYで壁を塗りたいけど、道具が多すぎて何を買えばいいか分からないよ💦
ホームセンターの左官コーナー、種類がありすぎて迷う気持ちはよくわかります。
初心者向け5点セットの通販も悪くはありませんが、珪藻土や漆喰を塗るならコテはもう少し良いものをおすすめします。



正直に言います。
ホームセンターに並んでいる道具の9割は、初心者のあなたたには必要ありません。
張り切って高い道具を買い揃えても、使いこなせずにゴミにするのがオチです
おやじたちプロの職人は状況に合わせて何十種類ものコテを使い分けます。
DIYで家の壁を塗るだけなら、必要な道具は「たった5つ」で十分です。
この記事では、無駄金を一切使わせず、かつ「プロ並みの仕上がり」を目指すための「珪藻土や漆喰」を塗るための道具を紹介します。
必要のないものにはお金をかけず、かけるべきところにお金をかけましょう。
この記事は、左官歴30年の左官職人が書いてます。
筆者は、左官1級技能士にして基幹技能士です。
大手ゼネコンの1級職長でもあります。


【結論】DIY初心者が揃えるべき
左官道具はこの5つ!


結論から言うと、あなたが買うべき道具は、この5つだけです。
- ステンレス製の仕上げ鏝(コテ) 210mm前後
- 樹脂製(プラスチック)のコテ板
- レンガコテ
- 左官バケ
- バケツ



レンガコテについては、漆喰や珪藻土を塗るボリュウームによって必要がないときもあります。
なぜなら、使用する材料によってはレンガコテがはいらない容器のものもあるからです。
その時は、じゃもじなどで代用しましょう。





漆喰や珪藻土は、すでにペースト状になって販売しています。
かき混ぜたらそのまま使えます。
【コテ】錆びない「ステンレス製」を選べ
コテは予算が許すならステンレス製の薄手の仕上げコテを購入しましょう。
錆びる心配がないので保管が楽ですよ。
もしくは、半油焼きの少ししなりのあるコテを購入してください。
間違っても、焼きの入ってない地金の鉄板コテは購入しないでください。
セットで売られているのはこのタイプなので注意が必要です。



あと、コテ選びでのポイントは大きさです。
初心者に合うサイズは「210mm」が黄金比です。
240mm以上なら初心者には長すぎて重いのでコントロールが効きずらい。
180mm以下では、短すぎて塗れる面積が少ないため大きな壁では手間がかかりすぎます。
予算があり、長く使いたいならこちらのステンレス仕上げゴテがおすすめです。
完全初心者には、こちらをおすすめします。



1000円以下の鉄板コテや薄いプラスチックコテはおすすめしません。
すぐに壊れてしまのできちんとしたコテを買いましょう。


【コテ板】木製はNG!軽くて洗える「樹脂製」一択
次は、材料を乗せる「コテ板(手板)」です。
職人が持ってる「木の板」はやめておきましょう。
- 軽い:
左手で長時間持ち続けるコテ板。
1gでも軽いほうがいいに決まってます。 - 洗うのが楽:
木は水を吸うと重くなるし、洗ってもカビやすい。
樹脂ならホースの水でジャーっと流して終わりです。 - 材料が滑りすぎない:
最近の樹脂製コテ板は表面加工が優秀です。
初心者がよくやる「ボトッ!」という材料落下事故が起きにくいのです。


レンガコテ



レンガコテは、材料の使う量によっては必要ありません。
基本的に珪藻土や漆喰は練ってあるものを購入して使いましょう。
初心者は、粉から水を足して練るのは難しいので「練りあがった材料」を使うようにしましょう。
その時に購入する材料の量によってはレンガコテが入らないバケツ(缶)あるので注意です。
その時は、100均のおたまなどで材料をすくいましょう。
バケツと左官はけ(ブラシ)



DIYで漆喰や珪藻土を使うとコテやコテ板はどうしても汚れます。
この汚れを洗うために水バケツとブラシは絶対に必要です。
バケツは、できればゴムバケツをおすすめします。
なぜなら、汚れ水を捨てる場所がない時ときに役に立つからです。



もしも、100均で購入するならバケツの底が平らな商品を選びましょう。
汚れ水を沈殿させるときに凹凸があるとごみが取りにくいからです。
後片付けの注意点!左官の洗い水はどう捨てる?


漆喰や珪藻土が混ざった「洗い水」の処理には注意が必要です。
これらを下水道に流すと排水管の中で固まり、詰まりの原因になります。
また、強アルカリ性の成分が含まれるため、庭に撒くと草木が枯れてしまう恐れがあります。



洗い水を安全に処分するために、「沈殿(ちんでん)処理」を行いましょう。
【正しい「洗い水」の捨て方の手順】
道具を洗ったバケツの水を、捨てずにそのまま一晩置きます。
翌日になると、材料の成分がバケツの底に沈み、上側が透明な水に分離します。
上側のきれいな水だけをゆっくりと捨てます(庭の隅や土の上で構いません)。
バケツの底に残ったドロドロした材料を、スクレーパーなどですくい取ります。これを新聞紙やビニール袋に移し、お住まいの地域の分別ルール(不燃ゴミなど)に従って処分してください。
【番外編】道具ではないが「養生(ようじょう)」なくして成功なし



ここで1つお詫びと訂正があります。
「道具は5つと言ったが、あれは嘘です」…
とは言いいませんが、準備のためのアイテムは別腹だと思ってほしい。
町場の左官の世界には「養生(ようじょう)8割、塗り2割」という言葉があります。
塗る作業よりも、床や柱を汚さないための準備が1番大変で大切なのです。
塗る場所と塗らない場所の養生テープの貼り方が悪いと仕上がりがぐしゃぐしゃになります。
隙間やしわをつくらないようにまっすぐ貼らないといけません。
おまけに、珪藻土や漆喰の塗りしろ(付きしろ)も考えて貼らないと材料をテープと一緒に引っ張ってしまいボロボロになることがあります。



養生を丁寧いにできるかできないかで運命が変わるのです。


作業する時の服装



左官作業では、必ず「汚れてもいい服装」で作業しましょう。
漆喰や珪藻土は、きれいに仕上げるために柔らかく練って使用します。
そのため、初心者のうちはコテ板から材料をこぼしやすく、服を汚してしまうことがほとんどです。
左官材は一度服につくと、洗濯してもなかなか落ちません。
汚れてもいい長袖タイプの服を着ましょう。
漆喰や珪藻土は、アルカリ性のため皮膚につくと肌があれることがあります。
DIYで左官作業をするときは、肌の露出はできるだけ避けてください。



手の皮膚を守るために、手は必ずゴム手袋をしましょう。


おすすめの漆喰と珪藻土



初心者は、練りあがっている状態の漆喰や珪藻土を使いましょう。
粉と水を適量入れて拡販すすには道具や経験が必要です。
初心者にはハードルが高すぎます。
【漆喰(しっくい)】ならこれ一択!
日本プラスター『漆喰うま〜くヌレール』
ホームセンターの塗料コーナーに行けば、必ず一番目立つ場所に置いてあるロングヒット商品です。
もはやDIY界の殿堂入り商品と言っていいでしょう。



おやじのトイレの壁も『漆喰うま〜くヌレール』で塗りました。
- 開けてすぐ塗れる:
文字通り、フタを開けてスプーンですくって塗るだけ。硬さが絶妙で、ボトボト落ちにくい。 - どこでも買える:
足りなくなったら近所のホームセンターですぐ買い足せる。
これはDIYにおいてめちゃくちゃ重要です。 - 耐久性:
乾くとカッチカチに固まる。
【珪藻土(けいそうど)】ならこれ一択!
藤原化学『プレミアム珪藻土』と『かんたんあんしん珪藻土』
- 特徴:
老舗メーカーが作っている安心感がある。
伸びが良くて、初心者でも「コテ跡」を活かした模様(パターン)がつけやすい。 - おすすめの場所:
湿気がこもりやすい「洗面所」や「トイレ」
コテを使わずに、ローラーやはけで塗る薄塗りタイプもおすすめです。
よくある質問



100均や代用品で済ませていいもの・ダメなものについて
おやじの個人的な意見を言いますね。
この判断は、予算に余裕があるかどうかにわかれます。
予算に余裕があるならきちんとホームセンターや専門店で購入しましょう。
しかし、物によっては100均ではダメだと思うものもあります。
それが、コテだけはきちんとホームセンターかネット通販で購入しましょう。
養生テープや養生シート、ブラシやバケツは、100均でも問題ありません。
まとめ:DIYで手に入れる「深呼吸したくなる家」
家の壁を塗り替えること。
それは単なるリフォームではなく、暮らしそのものを変える体験です。
プロに頼むと高額な費用も、DIYなら材料費のみで済みます。
コストを抑えられるだけでなく、漆喰や珪藻土が持つ「防臭・調湿・耐火」といった自然素材のパワーで、家の中が驚くほど快適になります。
何より、自分の手で汚れた壁をきれいにした時の「達成感」と「空気の美味しさ」は格別です。
この記事が、あなたの「理想の家づくり」の役に立てば嬉しいです。
【困ったり、悩んだときはおやじに相談してください】
もし、「ここはどうすればいい?」「この下地は大丈夫?」と迷うことがあれば、
下のコメント欄から遠慮なく質問してください。
左官職人として、できる限りのアドバイスをするつもりです!










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