木造の家の外壁にひび割れが、、、
そろそろ、外装工事を本気で考えないと家が駄目になってしまう💦
家の外装工事は、美観を保つだけでなく、家全体の耐久性を向上させる重要な工程です。しかし、選択肢が多く、どれを選べばよいか迷うこともあるでしょう。
外壁リフォームを考えているあなたに向けて、最適な選択肢をご紹介します。
壁を触ると粉が手に付く、ひび割れがある、カビや藻が発生しているなどに心当たりがあるあなた。
外装工事の時期がきてますよ。
記事を読めば、基本的な家の外装工事の知識が身につきます。
適正価格を知り高額請求されないように学びましょう。
平均市場価格よりも極端に安かったり高かったりした時は、その理由を考えるようにしましょう。
外壁リフォーム工事の種類と費用の相場
外壁塗装の工法と費用
ペンキ塗装: 約80~150万円(平均的な30坪の2階の住宅)
塗り替えは、最も一般的な外壁リフォームの方法です。
既存の外壁に新しい塗料を塗ることで、外観を美しく保ちながら、防水性や耐久性を向上させます。
しかし、外壁の劣化が進んでいる場合や、大きなひび割れ、剥落部分(木部やサイディングが欠損している場所)がある場合には別途工事で補修が必要。
ひび割れ補修: 約5~20万円(平均的な30坪の2階の住宅)
壁のひび割れは、塗装工事をする時期の合図です。
ひび割れは、放置すると水をすって変形→剝落(板が腐り落ちること)
ので対処しておくことをおすすめします。
張替え工事の工法と費用
張り替え: 約150~300万円(平均的な30坪の2階の住宅)
張り替えは、既存の外壁材を取り外し、新しい外壁材を張り付けるリフォーム方法です。
張り替えにより、外壁の見た目を大きく変えることができます。
また、外壁の断熱性や耐久性も大きく向上します。ただし、コストは塗り替えよりも高くなります。
基本的に今はあまり行われません💦
アスベスト問題が法律で厳しくなったことも影響しています。
外壁カバー工法の工法と費用
カバー工法 (重ね張り): 約130~200万円
外壁カバー工法は、既存の外壁の上に新しい外壁材を張り付ける方法です。
工事期間が短く、生活への影響が少ないのが特徴です。
また、外壁の断熱性や耐久性を向上させることができます。
ただし、既存の外壁の状態によっては、この方法が適用できない場合もあります。
屋根の劣化が激しい時は、推奨される工法です。
外壁リフォームの各選択肢のメリットとデメリット
外壁塗装のメリットとデメリット
コストは、一番安く、工期も短めです。←人気の理由
しかし、下地の状態が良くないと別途にお金がかかります。
また、ペンキの種類の種類によって耐用年数も予算もかわります。
30年をすぎるとシーリングの打ち換え工事も必要なときがあります💦
張替え工法のメリットとデメリット
コストは、一番かかり、工期も一番長くかかります。
しかし、塗装より耐久年数はあります。
電気などの不具合もみつけやすいです。
外壁カバー工法のメリットとデメリット
コストは塗装工事より少し高いです。
耐用年数は塗装工事よりも長持ちします。
張り替え工事よりも工期が短いのも魅力。
しかし、窓やドア廻りのおさまりが難しく施工できない家もあるので確認が必要です。
また、腐敗した壁の上にかぶせただけだと内部に不安を残すことになります。
外壁リフォーム法の耐用年数と材料別費用
塗り替え
一般的に、塗り替えの寿命は約7年から10年とされていますが、使用する塗料や塗装の方法、気候条件などにより、その寿命は大きく変わります。
ペンキの種類の耐久年数と平均相場価格
※2024年2月の値段です。価格は物価高騰中なので値上がりしている可能性があります。時価を知るには塗装業者に確認することをおすすめします。
- アクリル系塗料:4~7年 1㎡あたり 800~1000円
- ウレタン系塗料:6~10年 1㎡あたり 1700~2200円
- シリコン系塗料:8~15年 1㎡あたり 2000~2500円
- フッ素系塗料:15~20年 1㎡あたり 2500~5000円
家の耐久年数をあげるならフッ素系塗料が一番お勧めです。
値段は、高いですが職人の手間賃、足場代を考えると屋根の塗装だけでもフッ素系塗料をおすすめします。
ラジカル制御形塗料は、今一番人気の材料です。
無機塗料などの新素材も耐久年数が長く人気がでています。
ラジカル制御型塗料は、耐久年数12~16年・1㎡2,400円
無機塗料は、耐久年数25~30年・1㎡5,400円です
今一番の売れ筋は、日本ペイントのパーフェクトトップです。
シリコンと変わらない値段でフッ素に近い耐久年数が人気で10年の実績もあります
メーカーの動画も、地元密着型の塗装専門店の動画でもラジカル制御型をすすめてます。
2015年に日本ペイントで発売された比較的新しい塗料ですが、従来の塗料にはない優れた特徴を持ちます。
ラジカル塗料の「ラジカル」とは、酸素や紫外線、水などが顔料に接触することで発生する劣化因子をいいます。
ラジカル塗料にはラジカル抑制のために、高耐候酸化チタンと光安定剤という2つの成分が配合されています。
高耐候酸化チタンは「ラジカルバリア」という能力があり、ラジカルを発生させる成分「酸化チタン」を制御します。また、光安定剤は発生したラジカルの発散を抑える効果があります。
つまり、ラジカル塗料とは「ラジカル」の発生を可能な限り抑える効果があり、長期間塗膜の劣化を防ぐ塗料です。
ヌリカエ公式ページより引用
「アクリル樹脂塗料」「ウレタン樹脂塗料」「シリコン樹脂塗料」「フッ素樹脂塗料」は、すべて「有機物」である合成樹脂を主原料とした塗料です。
では、無機塗料とは「無機物を主成分とした有機物(樹脂成分)を含まない塗料」なのかと言われると、そうではありません。たしかに無機物100%の塗料が作れれば、半永久的に劣化しない塗料が作れるかもしれませんが、無機物だけでは硬すぎて塗料にすることができません。
無機塗料とは「有機樹脂の中に無機物の成分を配合した塗料」を指します。
プレマスタイル公式ページより引用
無機物の耐久性や耐候性を活かした有機と無機の良いとこ取りの塗料であり、「無機有機ハイブリッド塗料」と表現するメーカーもあります。
つまり、紫外線で劣化しない無機物を多く含んだ塗料というわけです。
張り替え
モルタルの外壁にはできません💦
張り替えの寿命は、使用する材料や施工方法によりますが、一般的には15年から20年とされています。
家の外装工事の張り替え工事に使用される主な材料はサイディングで、その種類やグレードにより価格が異なります。以下に一般的な価格相場を示します:
- サイディング:1㎡あたりの価格は約4,000~20,000円となっています
※2024年2月の値段です。価格は物価高騰中なので値上がりしている可能性があります。時価を知るには塗装業者に確認することをおすすめします。
外壁カバー工法
外壁カバー工法の寿命は、被せる材料や施工方法によりますが、一般的には10年から15年とされています。
外壁カバー工法で使用される主な材料は「金属系サイディング」です。
リショップナビ公式ホームページより引用
サイディングの種類 塗装の周期・耐用年数 窯業系 ◎7〜15年毎に塗装&コーキング補修
◎耐用年数=20〜40年金属系 ◎10〜15年毎に塗装&コーキング補修
(表面に傷が付いた場合などにも、補修が必要)
◎耐用年数=20〜40年樹脂系 ◎原則10〜30年は、
塗装・コーキング補修などが不要
◎耐用年数=20〜50年木質系 ◎3〜10年毎に塗装&コーキング補修
◎耐用年数=15〜40年
「外壁張替え・カバー工法|違いやメリット・デメリットを解説」の比較動画です。参考になります。
どのリフォーム方法が最適かを判断するためのポイント
現状の家の状況と条件を理解する
まず最初に、リフォームを考えている家の現状を把握することが重要です。
家の構造や築年数、使用している材料などを詳しく調査し、どのようなリフォームが可能か、または必要かを判断します。
また、家族構成やライフスタイル、将来の計画なども考慮に入れることで、より適切なリフォームプランを立てることができます。
建て替えや売却まで考えて何年暮らすのか考えてリフォーム計画をたてましょう。
リフォームに適した時期や周期を知る
リフォームには最適な時期や周期があります。
例えば、大規模なリフォームは長期間の準備と計画が必要なため、早めに始めることが推奨されます。
10~15年おきに塗装工事することが家の耐久性を維持するのに必要です。
季節も雨や雪の少ない時期がおすすめ。
4~5月の梅雨前、10~11月も雨が少ない時期なのでお勧めします。
適切な業者の選択と料金相場の理解
リフォームを成功させるためには、信頼できる業者の選択が重要です。
業者選びでは、実績や評判、提供するサービスの内容などを確認しましょう。
見積もりが細かい方が信用度高いです。
有資格者も確認しましょう。
家を建てたハウスメーカー、大手の比較サイトや、ホームセンター、地元のリフォーム業者に見積もりをとって確認しましょう。
また、料金相場を理解することで、予算を適切に管理し、適正な価格でリフォームを行うことができます。
なぜ、高いのか?
なぜ、安いのか?
工期は、どのくらいかかるのか?
補助金や助成金は、でるのか?
疑問を言語化して整理しましょう。
自分のなかで品質と耐久年数と予算の折り合いがつけば、それが適正価格といえます。
多くの動画を見た結果からいえば、中間マージンのない地元密着型の塗装専門店が一番コスパよさそうです。
ただし、自分で業者を見分ける目や知識が必要です。
補助金・助成金について
補助金は、特定の条件を満たす個人や団体が、特定の活動を行うために必要な費用の一部を国や地方自治体が支給するものです。
例えば、エネルギー効率の高い設備を導入するためのリフォーム費用の一部を補助する制度などがあります。
一方、助成金は、特定の事業を行うために必要な費用の一部を国や地方自治体が支給するもので、通常、事業者や団体が対象となります。
例えば、地域の景観改善や地域資源の活用を目的とした事業に対して助成金が提供されることがあります。
個人の住宅の場合は、補助金が対象になります。
太陽光発電、免震工事、断熱素材の塗装など条件は様々です。
確認は、マストです。
補助金の条件と申請方法
外装工事の補助金や助成金は、住宅の改修やリフォームを行う際に、国や地方自治体から提供される支援制度です。
これらの補助金や助成金を利用するためには、一定の条件を満たす必要があります。
例えば、補助対象となる工事の種類、家の築年数、家の位置などが条件となることが多いです。
また、申請方法については、各自治体のホームページや窓口で詳細を確認することができます。
補助金や助成金は、工事前に申請する必要があります。
一定の条件は、自治体により異なるので確認しましょう。
塗装業者は、そのみちのプロなので相談してくださいね
手続きも代行してくれますよ。
しかし、それほど高額ではないので期待しすぎないで下さい。
各地域での補助金の状況(例:埼玉県の助成金)
各地域での補助金や助成金の状況は、地域によって異なります。
例えば、埼玉県では、エコリフォーム補助金制度があり、エネルギー消費効率の高い設備を導入するリフォームに対して補助金が出る制度があります。
また、耐震性能を向上させるリフォームに対して補助金が提供されます。
これらの制度を利用することで、リフォーム費用の一部を補助することが可能です。
高遮熱塗装 (屋根面のみ) | 塗装面積1㎡あたり400円 ※最大上限額:一戸建て住宅3万円 集合住宅50万円 |
まとめ
10年以上何もしていない家で、ひび割れやカビや藻が発生していたり、触った時にに粉がつくときは、外装工事の時期がきた合図です。
外壁の劣化があまりにも進むと塗装工事では済まなくなります💦
安く家🏠を維持するためにも、10〜20年に一度は、塗装工事をすることをおすすめします。
家の外装工事をする前に、まず基本的な知識を身につけましょう。
自分の家の壁の面積と屋根の面積を把握することはマストです。
塗装工事なら、ペンキの種類と平均的な値段、耐用年数は覚えておきましょう。
家の状態と未来予測から、塗装工事以外の選択肢(張り替え工法とカバー工法)も調べてから判断しましょう。
見積もりは、できるだけたくさんのところからが基本です。
自分のなかで品質と耐久年数と予算の折り合いがつけば、それが適正価格といえます。
助成金と補助金については、自分の住む町の自治体のホームページで確認しましょう。
そのうえで、施工業者におねがいしましょう。
おやじは、あと20年は今の家で暮らしたい。
塗装工事でそれなりのペンキを選ぶつもりです。
これから、見積もりをたくさん取ります。
あなたも、まず見積もりを頼んでみましょう。
比較サイトは、すぐに連絡が来ます。
まずは、見積もりだけにしてじっくり比較検討しましょう。
大きな値引きをして契約をせまる業者には用心しましょう。
くれぐれも、値段だけで選ばないようにしましょう。
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